播磨ものづくり見聞記 新喜皮革

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『日本で唯一、原皮からコードバンを生産』

「新喜(しんき)皮革」は創業61年を迎える老舗タンナー(製革工場)。
牛革に比べ、軽くしなやかな馬革。
鞄やベルト、靴など、あらゆる革製品に使われています。
中でも一個からわずかしかとれない「コードバン」は
希少価値の高い部位。
サラサラとした手触りで、
高級ランドセルなどにも使われています。
古くから地場産業として
「なめし」が発展してきた姫路ですが、
コードバンを生産できるのは全国でも同社だけです。

『自然の恵みに感謝し、新たな魂を吹き込む』

原皮はヨーロッパから輸入。
現地で食用肉として利用した副産物です。
同社で採用しているなめし方法は、
ミモザの渋(しぶ)を使うタンニンなめしと、
鉱物を使ったクロムなめしの二種類。
なめし期間は、クロムで約2日、タンニンは約一ヶ月。
クロムは短時間でなめすことができて染色しやすく、
強度が上がる利点があります。
タンニンでなめした革は仕上がりが自然で、
”使うごとに味わいが増す”と形容されています。
風合いが肝心のコードバンには、タンニンなめしが絶対条件。
生産が長期に及び、採算性の確保が難しく、
リスクが大きいため、手掛けるタンナーが少ないのだそう。
コードバンは、塩漬けされた皮を輸入し、
なめし、染色の工程を経て革になるまで約10ヶ月が必要です。
各工程は機会化されていますが、機械化は道具にすぎません。
季節や素材により状態が異なるため、
全工程は最終的に人が判断。専門職人の経験と勘が頼りです。
「なめすとは腐食を止めること」と社長の新田常喜さん。
「命に感謝し、革として新たな魂を吹き込むことが私たちの仕事です」

『姫路から世界へ発信』

2006年、同社はオリジナルブランド「ウォームスクラフツ」を設立。
「海外産の革製品が日本市場の92%を占める中、
日本で、姫路で、すばらしい革を作っていることを
世界に発信したかった。」と新田さん。
今では全国の有名百貨店に5つの直営店をオープン。
高い評価を得ています。
革に対する同社の姿勢は誠実そのもの。
頂いた命に対する感謝が、
そのすがすがしい姿勢を作っているのだと感じました。
(原文まま)

2012.10.25 | | 物づくり見聞記

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プロフィール

ponomariko

Author:ponomariko
兵庫県でフリーのイラストレーターをしております。
パソコンを使った絵は一切描きません。
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イラストの仕事を始めてから
(勤め時代も入れると)約20年以上になります。

今までの仕事内容はリンクにあります
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他に、西洋占星術、マクロビオティッ
ク料理(正食協会上級コー
ス卒業)、ヨーロッパ一人
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洋楽、昭和歌謡、
70年代文化愛好など
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